有限会社ちふりや工業の「車両浸水防止パック」が令和7年度中国地方発明表彰を受賞
— 水害から資産を守る革新的技術に高い評価
近年、激甚化する豪雨や洪水被害が社会問題となる中、車両を水没から守る革新的な発明が認められました。
令和7年11月6日山口グランドホテルで開催された、令和7年度中国地方発明表彰において、有限会社ちふりや工業(代表取締役:岩下芳人氏)の「車両浸水防止パック(特許第7607963号)」が、「発明奨励賞」を受賞しました。
令和7年11月6日山口グランドホテルで開催された、令和7年度中国地方発明表彰において、有限会社ちふりや工業(代表取締役:岩下芳人氏)の「車両浸水防止パック(特許第7607963号)」が、「発明奨励賞」を受賞しました。
受賞の概要
地方発明表彰は、地域における発明の振興と技術の向上を目的として、優れた発明を完成させた者やその実施に尽力した者を顕彰する制度です。今回、発明奨励賞に選ばれた「車両浸水防止パック」は、ちふりや工業が展開する車両浸水防止カバー「カーパッくん」の基幹技術を成すものです。
「車両浸水防止パック」の特長と技術的意義
この発明は、単に車両を覆うだけでなく、水害時の複合的なリスクから車両を保護する独自の構造を備えています。
- 防水と物理的保護の二重構造: 浸水を防ぐ「防水カバー」に加え、漂流物の衝突から車体を守る「エアマット」を組み合わせた画期的な設計が特徴です 。
- 高い浮力と安定性: 3トンもの重量がある車両を船のように浮かせて全損被害を防ぐことが可能であり、乗用車だけでなく救急車や消防車などの緊急車両、さらには特殊車両への対応も実現しています 。
- BCP(事業継続計画)への貢献: 災害復旧時に即座に稼働する必要がある廃棄物処理車両や物流車両などを保護することで、地域社会の迅速な復興を支える役割も期待されています 。
開発背景と今後の展望
ちふりや工業は、過去の大規模水害で多くの車両が廃車となった現状を目の当たりにし、資産と事業を守るための製品開発に長年取り組んできました 。今回の受賞は、その長年の研究開発と特許技術の有効性が、公的に高く評価された結果と言えます。
本製品は、株式会社イノベックス大手パートナーとも連携し、全国の企業や自治体への導入が進められています 。気候変動に伴う水害リスクが高まる中、今回受賞した特許技術は、今後も「命の次に大切な資産」を守るための不可欠なソリューションとして、さらなる普及が期待されます。
公益社団法人 発明協会→https://koueki.jiii.or.jp/about/
地方発明表彰→https://koueki.jiii.or.jp/hyosho/chihatsu/chihatsu.html
